食えない現実召し上がれ

味気ない日々にお砂糖とスパイスと素敵な何かを

どこか遠くへ

年が明けてしまった。
どうしようもないそわそわ感に胸をかきむしりたくなる。
何もできない。
パソコン関係の 資格も取らないといけないし、早く次の就職先も決めないといけないし、引っ越し先も見つけないといけないのに。

やらなくてはいけないことはたくさんあるのに、 ただただ毎日を生きるだけで精一杯。


なんでもいいからとにかく障害者枠で内定が欲しい、という限界就活メンタルな私に「面接の時点でこっちが気を遣いまくりごますりしないといけない職場入っても余計つらくなるだけだし、強気でいったほうがいい」と励ましてくれた親友には心から感謝したい。
本当にありがとう。

どこか遠くに行きたい。
今まで一度も行ったことのないようなところへ行きたい。
でも交通費がもったいないから結局ネット通販で散財して終わった。

こんなのだから私には圧倒的に 「経験」が足りないんだろうな。
せめて日帰りでも小旅行へ行きたい。
その勢いで自殺完遂出来たら最高なんだけれど。

年明け前に彼氏とデートした。
午後3時に待ち合わせの予定が、 午後6時くらいになってしまった。
理由は彼氏が前日深夜まで友達と酒を飲んでいたからとかなんとか。

こっちは前日夜からスキンケアだの洋服選びだのやって胸躍らせていたというのに、ふざけないでほしい。
私は彼氏にとって所詮 『その程度』なんだろうと思わされてつらかった。
ただ、私も私でずるずる不機嫌を引きずったのもよくなかった。
きちんと謝ってくれたんだから、それはそれできっちりおしまいにすべきだ。
メイクが崩れるし見苦しいと必死で泣くのを我慢したけれど、 結局泣いてしまった。

前から欲しがっていたサマンサのお財布ももらったのに、あの時うまく笑えていたんだろうか。
次にいつ会えるかは毎回わからないから、会える時は必ずニコニコ機嫌よくいようと決めているのにうまくいかない。

一度でも人間の食べ物を口にした野生動物は、その味を覚えてしまい一生人間の食べ物を求め続けるらしい。

私も一緒だと思う。

一度わずかな幸せの蜜を味わってしまったから、またそれを味わいたくて必死にあがいている。
毎日嫌なことばかりだし、もらえる幸せはいつだってごくわずかだから満たされることはないのに。

死ぬに死にきれず、生きるに生ききれず。
ただただ惨めで醜いだけだ。

誰か私を殺してほしい。